ガジェットOSのサイト(blogspot)を閉じてコンテンツをこのブログに移動しています。
結局ガジェットOSのもたらしたものは、僕への職業訓練と就業の機会でした…
ガジェットOS開発終了の経緯はこちらの記事を参照ください。
ガジェットOSって?
OpenSocialコンテナ(現在はiGoogleのみ)のサポートをうけて動作するWebデスクトップです。
タイムライン等に流れるURLからの軽快な起動を身上とします。
ガジェットOSのURL
MA6エントリー版について
MA6にエントリーしたものは、url パラメータによって以下の Google Spread Sheetsを読み込むように設定されています。
https://spreadsheets.google.com/pub?key=0AoY86MXyTfuodE5LOS1DMk9tTndRVnZpZ1pGWUJjcnc&hl=ja&single=true&gid=0&output=html
このデータを元にガジェットOSのデスクトップにコンテンツを埋め込んだり、壁紙を設定したり、アプリを自動で起動しています。
いずれはこのようなURLを簡単に発行できる機能を付けたいです。
また、データはescapeされたjsonですので以上を参考にオリジナルの起動Urlを作ることは、現在でも可能です。
用語の解説
Webデスクトップ
ブラウザから利用するオペレーティングシステム。ネット上にデータを置くことで、どのパソコンからでも自分の環境を利用できる。
iGoogle
Google の提供するMyページサービス。OpenSocialガジェットを追加して機能をカスタマイズできる。利用にはGメールアカウントが必要。
OpenSocial(ガジェット)
mixi などの SNS 内や、iGoogle などのMyページ内で動作するミニアプリケーション。
OpenSocial コンテナのサポートを受けることで、外部リソースや友達一覧のデータにアクセスして、ユーザ毎にカスタマイズしたコンテンツを生成できる。みんなの牧場も OpenSocial ガジェットです。
操作の様子(ビデオ)
次の様子が収録されています。
ガジェットOSの操作(RSSリーダーやガジェットの操作)~ガジェットOSのアップグレード~ガジェットOSから外部サービスに接続する~ガジェットOSをパーソナライズする
ガジェットOSの起動の様子
iGoogle内で
iGoogle外で
Web Pageに埋め込んでみた
操作① ガジェットOSをアップグレードする
iGoogle の外でガジェットOSを起動した場合、外部リソース(Googleリーダーの購読リスト他)へのアクセスなど高度な機能を利用するためには、ガジェットOSのアップグレードが必要になります。(iGoogle内で起動した場合、この操作はありません)
すでにiGoogle に登録している場合はiGoogleを開く、をクリックします。
また、iGoogle に未登録の場合は上のiGoogleに追加をクリックします。
iGoogle にガジェットが追加されたら、続いてプロフィールへのアクセスと友だちグループの表示を許可・アクティビティを更新情報に送信にチェックをつけて保存してください。
以上の操作でOpenSocialコンテナの提供する高度な機能が利用できるようになります。
操作② 外部サービスにあるデータを読み込む
ガジェットOSにあなたの利用するサービスへのアクセスを許可することで、ガジェットOSのGUIを用いて情報の閲覧や更新ができます。
現在、ガジェットOSが対応しているのは、Google Docs と Google Readerになります。
操作③ ガジェットOSのパーソナライズ
設定に変更が加えられたとき、ガジェットOSは状態の保存を行うかを確認してきます。(Google Docsへのアクセスを許可している場合に限ります)
設定は、あなたのGoogle Docsに“gadgetOS AppData”フォルダを作成し、その下に作られた“gadgetOS - config”ファイルに保存されます。
また、現在(version0.2)保存される状態は壁紙だけになります。
動作環境
- Flash Player10以上をインストールしたWebブラウザ
- Googleアカウント(すべての機能を利用しない場合なくても可)
ブラウザ動作表
Windows XP | |
---|---|
InternetExplorer6~8 | ○ |
Firefox 3.6 | ○ |
Chrome(Iron5と7で確認) | ○ |
Safari4と3.2 | ○ |
Opera9~11 | ○ |
MacOSX | |
Firefox 3.6 | ○ |
Safari4と5 | ○ |
注意
フルスクリーン表示時には文字テキスト入力が無効になってしまいます。文字入力をするときは一旦フルスクリーン表示を解除してください。
今後について
- 現在は、基本アプリケーションを用意している段階で、それが間もなく終わります。
- 続いて、ガジェットOSならではのアプリケーションを発表していきます。
- iGoogle以外のOpenSocialコンテナへの登録。
- Adobe Air版。
- 対応Web APIの拡大。
オープンソース
- ガジェットOSは、version 1.0以降オープンソースにいたします。
- 上記ガジェットOSならではのアプリケーションが公開できた段階でガジェットOSは version 1.0 になります。
- 要望がありましたら、version にこだわらず公開いたします。でも、ナニブン Flash 歴一年未満で下手なコードを晒すのが恥ずかしかったり、、、
技術的なポイント
- このアプリケーションは、OpenSocialコンテナ サーバ以外にはサーバサイドプログラムを利用しておらず、すべてクライアントサイドのJavaScriptとFlashで稼働しています。
- メインの.swfは100KBを切っていたりといまどきの通常のWebサイトより軽快に読み込めます。(起動後にアイコン画像などを200KBほど読み込みます)
- Flexライブラリの使用は見送り(Flexライブラリ使用の場合、制作の初期で.swfのサイズが500KBを超えてしまった)、ActionScriptで制作し、必要なUI用ライブラリもほぼ自前で起こしています。
- 本プロジェクトで遭遇したOAuth認可周りの不可解な挙動についてOpenSocial-Japanコミュニティに報告いたしました。2つ以上のOAuth認可をもつガジェットで遭遇した問題と対処
使用API
- Google Documents List API
- Google Reader API
- 小飼弾(LLEval)
- OpenSocial
- SimpleAPI サムネイルAPI
- 広瀬香美
- 勝間和代
- 気まぐれロゴメーカー
使用ライブラリ
権利
ガジェットOSがアクセスする、テキストデータ・画像・音楽・.swfファイルの多くは、私いとっちの著作ではありません。各コンテンツの権利はその著作者に帰属します。