Bloggerの記事のプレビューを爆速にするカスタマイズ
コメントフォーム用 iframe の生成を読者による操作の後に行うようにすれば、プレビュー画面といわず常に高速にページを表示することだってできます。
を実施しました。2015.5.22
Blogger のプレビュー画面の判定法
前回のカスタマイズで著しく高速化・軽量化した My Blogger をさらに高速&軽量にしてみます。
僕は Blogger の記事の執筆を Web エディタの HTML モードで行っているため、所以、プレビューと編集画面を何度も行き来しています。
そんな折に気付いたのですが、このプレビュー画面は data:blog.url == data:blog.homepageUrl
でありながら、アイテムページである、という特殊なフラグが立っているのです。
カスタマイズに慣れている方ならご存知の通り通常であれば data:blog.url == data:blog.homepageUrl
はインデックスページになります。
このフラグによって現在がプレビューページだということが検出できるので、プレビューに不要なウィジェットを削除してしまえば、プレビュー画面を高速に表示することが出来ます。
そこで今回はコメントフォームを削除しました。該当部分のテンプレートは次になります。
<!-- preview でコメントフォームを表示しない -->
<b:if cond='data:blog.pageType == "item" and data:blog.url != data:blog.homepageUrl'>
<b:include data='post' name='comment-form'/>
</b:if>
そうそう、いつの間にか条件式に and と or が使えるようになっていました。このおかげで若干テンプレートが簡潔に書けるようになりました、ありがたいですね。
コメントフォームを削って転送量の測定
この状態で転送量を見てみますと僅かに 24.9KB, 7 リクエスト。これは個人ホームページ時代の簡素な Web ページを見ているようです。
一方で一旦記事を公開しコメントフォームを読み込んだ状態では、66.7KB, 13 リクエストとコメントフォームが大きな割合を占めていることが分かります。
今回のカスタマイズによって、無駄なリクエストを無くして高速に投稿のプレビューができるようになりました。
さらに、コメントフォーム用 iframe の生成を読者による操作の後に行うようにすれば、プレビュー画面といわず常に高速にページを表示することだってできます。
ともかくもこのカスタマイズを活用すれば、通信料に上限があったり低速なネットワーク環境での Blogger の運用性が向上しますね!